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Robinhoodが睡眠中も自動売買するAIエージェントを発表

この記事のポイント

  • Robinhood Agentsは市場分析から売買まで担う機能。発表時点では、米国の適格顧客向けに近日提供予定です。
  • 専用口座の資金だけを扱い、売買ごとの手動承認が既定で有効。設定は変更でき、一部州の暗号資産取引は承認必須です。
  • 先行サービスでは15万超の取引口座が開設。継続的な指示を繰り返すLoopsも、近日提供予定と案内されました。

Robinhoodの公式発表から、継続的な指示と取引実行の仕組みを紹介します。提供予定の機能と先行サービスの実績を分けて読みます。

市場分析から売買まで担う「Robinhood Agents」を発表

米オンライン証券Robinhoodは2026年9月29日、テキサス州ヒューストンで開催した「HOOD Summit 2026」で、AIエージェント機能「Robinhood Agents」を発表しました。9月29日の公式発表によると、エージェントは市場分析・戦略立案・売買の実行までを24時間体制で担う設計です。専門的なAI設定に詳しくない人も、自分専用のエージェントを組み立てられる設計としています。

同時に発表された「Loops」機能は、一度決めた戦略を「繰り返し実行する標準の指示」に変えられる仕組みです。たとえば「毎朝市場をチェックし、条件を満たしたら売買する」「就寝中も戦略を回し続ける」といった使い方ができ、公式には近日提供予定と案内されています。

市場分析、条件確認、売買指示を繰り返す循環と時計

先行サービスは15万超の口座、売買の承認設定も用意

Robinhoodは2026年5月からエージェントによる取引を先行提供しており、これまでに15万件超のエージェント取引口座が開設され、エージェントがRobinhoodのツールを1日あたり約3,000万回使っているといいます。(新機能の利用実績や売買件数とは別の数値です。)安全面では、専用口座に入れた資金だけへアクセスでき、売買のたびに手動承認を求める設定が既定で有効になっており、ユーザーは設定を変更できます。ただし、暗号資産取引は米国の一部州で承認が必須です。公式サイトの注意書きでは、自動売買による投資損失のリスクはユーザー自身が負うことが明記されています。発表時点の提供対象は米国の適格顧客で、Robinhood AgentsとLoopsはいずれも近日提供予定と案内されました。24時間の分析や指示の実行と、すべての銘柄をいつでも売買できることは別です。

まとめ:自動実行する範囲と、人の承認条件を分けて考える

業務エージェントの設計では、参照と変更操作を分け、実行範囲や停止後の確認方法を整理することが考えられます。金融取引の設定をそのまま別業務へ流用せず、失敗した場合の影響に合わせて承認の条件を考えるとよいでしょう。自動実行の便利さと、結果に責任を持つ範囲は別の論点です。

※本記事は2026年10月時点の公式発表情報に基づいています。

AI関連投資の規模そのものを捉える視点としては、JPモルガンCEOが2027年の投資規模を予測した発言も参考になります。自社の業務設計では、投資規模や利用件数よりも、何を任せ、どこで人が確認するかに注目するとよいでしょう。

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馬渡 徹郎 / Tetsuro Mawatari ホームページ

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