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AtlassianとOpenAI提携拡大、RovoがGPT-6で進化

この記事のポイント

  • AtlassianとOpenAIが社内情報とAIをつなぐ提携を拡大。Rovoに、仕事の関連情報とモデルの能力を組み合わせます。
  • Jiraの課題やConfluenceの文書から進捗・遅れ・必要な判断を整理。適切なアクセス権限の範囲で連携します。
  • Atlassianでは3,000人超の開発者がCodexを利用。AIへの仕事の割り振りや進捗追跡の連携も検討中です。

両社の公式発表をもとに、仕事の情報とAIをつなぐ取り組みを紹介します。Rovoで使う情報の範囲と、開発での連携を整理します。

Rovoが社内の関連情報をたどり、進捗や課題を整理

RovoはAtlassianのAIエージェントで、「Teamwork Graph」という仕組みと組み合わせて動きます。Teamwork Graphは、社内の人・プロジェクト・ドキュメント・意思決定のつながりをAIが理解できる形にまとめた土台です。今回の提携で、ここにGPT‑6 AstraやGPT‑5.6シリーズを含む情報を組み合わせて判断するOpenAIのモデルの能力が組み合わさります。

公式が挙げる例では、発売準備を進めるプロダクトマネージャーが「チームは予定どおり進んでいる?」とRovoに尋ねると、課題管理ツールJiraの作業項目(チケット)や、文書共有ツールConfluenceの文書、関連する議論をたどって、開発の詰まりどころや遅れている節目、確認が必要な意思決定を洗い出し、発売準備の状況をまとめて答えてくれます。連携は適切なアクセス権限の範囲で行われます。情報を自分でかき集める時間を減らし、仕事を前に進めることに時間を使えるようにする、という狙いです。

JiraとConfluenceの情報をつなげて仕事の進捗を把握する仕組み

開発者3,000人超がCodexを利用、仕事の割り振り連携も検討

提携はRovo単体にとどまりません。Atlassianでは3,000人超の開発者がすでにOpenAIのコーディングエージェント「Codex」を、コマンドを入力する画面や開発用の編集画面、コードレビューの中で使っており、Teamwork Graphと連携したプラグインを通じて、関連するチケットや技術文書にアクセスしながら開発を進めています。両社は今後、JiraでAIエージェントに仕事を割り振り、進捗を追い、決定を記録し、結果をレビューするところまでをより簡単にする連携も検討していると説明しています(2026年10月時点の情報)。

まとめ:確認したい進捗情報と、閲覧できる範囲を整理

JiraやConfluenceを日常的に使っている組織にとっては、進捗確認や課題の洗い出しといった「情報を集める作業」をAIに任せられる場面が増えていく変化です。同じようにビジネスツールとAIベンダーが組んだ事例としてSalesforceとAnthropicが提携、CRMで動くAI「Claudeforce」発表も、自社のツールにAIエージェントをどう組み込むか考える参考になります。

JiraやConfluenceで仕事を管理している方は、確認したい進捗の情報がどこにあり、誰が閲覧できるかを整理すると、Rovoに任せたい範囲を検討しやすくなるでしょう。

著者プロフィール

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馬渡 徹郎 / Tetsuro Mawatari ホームページ

AI新規サービス開発や大手企業のAIエージェント導入支援をしています。