机上の出力確認手順の用紙を見て項目を確かめる担当者
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テキストへの透かし、Grokも11月7日から標準搭載

この記事のポイント

  • AI文章を審査する方には、透かしの対象と確認方法の切り分けが必要です。公開検出器とは限りません。
  • Grok APIは2026年11月7日から7モデルで標準有効に。Claudeは対応モデルで適用されています。
  • Grokの管理者による無効化には条件と対象外モデルがあります。Claudeもモデル・提供先別の確認が必要です。

xAIは公式ドキュメントで、Grok APIのテキスト出力への透かし(ウォーターマーク)機能を2026年11月7日から有効にすると発表しました。Anthropicも公式サポートページでClaudeの透かし方針を説明しています。両社の仕組みを整理します。

Grokは11月7日から、7つのモデルに透かしを標準搭載

対象はgrok-4.7・grok-4.6・grok-4.5・grok-4.3と、grok-4.20の推論・非推論・マルチエージェントの3種、計7モデルです。デフォルトで有効になり、見た目やマークアップは変わりません。生成時のトークン選びにわずかな統計的な特徴を加える方式で、文章が長いほど検出の信号が強くなります。

自分がGrok APIを呼んだ際は、「x-watermark」応答ヘッダーの値が「true」なら、その出力に透かしが付いています。これは任意の文章を判定する検出器とは別です。文章を調べる検出APIの利用には申請が必要です。チーム管理者はモデルごとに無効化でき、5分以内に全APIキーへ反映されます。ただし、法的例外の確認などが求められ、一部モデルは無効化できません。

Claudeは対応モデルで適用、文章の検出は限定提供

Claudeの透かしは対応モデルについて、提供地域全体に適用する方針です。全モデル一律ではなく、公式表ではOpus 4.6・4.5、Sonnet 4.5、Haiku 4.5の文章の透かし欄は未対応です。Mythos 5・Opus 4.7・Sonnet 4.6のAmazon Bedrockへの展開完了は11月10日予定とされています。

Sonnet 4.6は、temperatureなどを初期値から変えた場合に透かしが確実に付かないという注記もあります。対応する生成画像のPNG・JPEGには、来歴を記録するC2PAメタデータを付与します。ファイル用の確認ツールと異なり、文章の検出は対象組織向けの限定プレビューです。透かしが検出されなくても、人が書いた文章と断定はできません。短文・編集・未対応モデルなどで検出できない場合があります。

まとめ

AI生成物の審査手順を整える方は、まず利用モデル・提供先と確認ツールの対象を照合するとよいでしょう。ChatGPT・APIの透かし導入を整理した記事も、サービスごとの提供範囲を比べる材料になります。

透かしは作成者や内容の正しさを証明するものではありません。検出結果だけに審査を委ねず、利用記録や内容確認をどう組み合わせるかを考えるとよいでしょう。

※ 2026年11月4日時点の公式情報に基づきます。

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馬渡 徹郎 / Tetsuro Mawatari ホームページ

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