生成AI活用

Gemini、Salesforceなど7サービスとMCP連携でタブ切替不要に

この記事のポイント

  • Gemini in WorkspaceはMCP経由で7サービスの情報を参照できます。
  • 対象はGmail・Drive・Docs・Sheetsなどで、外部サービスへの書き込みはできません。
  • 利用にはMarketplace接続と管理者設定が関わり、外部サービス側の権限も適用されます。

Googleの発表と記事で確認した管理者向けヘルプから、外部情報への接続を紹介します。発表時の案内と、設定・権限の要件を整理します。

Geminiが外部サービスと「直結」するとは

MCP(Model Context Protocol)は、ひとことで言うと「AIと外部サービスをつなぐための共通規格」です。利用には対応コネクタや認証・権限設定が必要で、MCP対応というだけで任意のサービスへ無条件に接続できるわけではありません(MCPの技術的な全体像)。Google Workspace Updatesの公式ブログによると、対象はSheets・Gmail・Drive・Docs・Chat・Slidesで動くGeminiです。これらのアプリを開いたまま外部サービスの情報を呼び出せるようになり、公式ブログは「タブ切替やダウンロードなしで情報へ直接アクセスできるようにすること」が目的だとしています。

対応する7つのサービス

MCP連携の対象として発表されたのは、次の7サービスです。

  • Asana(タスク管理)
  • Atlassian Rovo(Jira・Confluence等のAI基盤)
  • HubSpot(CRM・マーケティング)
  • Intuit Mailchimp(メール配信)
  • Intuit QuickBooks(会計)
  • Monday(プロジェクト管理)
  • Salesforce(CRM)

営業・マーケティング・経理・プロジェクト管理と、業務部門を横断したラインナップです。

外部サービスの資料を権限確認のもとで参照する端末

使うために必要な設定(管理者向け)

9月30日の更新でGoogleは管理者向けの設定場所を訂正しました。管理者は現行の管理者向けヘルプにあるとおり、管理コンソールの「アプリ > Google Workspace Marketplace アプリ > アプリリスト」で連携先を管理します。利用者はMarketplaceで接続し、外部サービスへの認可を行います(サービス契約が別途必要な場合があります)。読み取り操作だけに対応し、外部アプリへの変更はできないとされています。

利用者向けヘルプではBusiness/Enterprise系プランや個人向けGoogle AI Pro/Ultraを案内していますが、契約名だけで判断せず、管理者の許可と各連携の要件を確認するとよいでしょう。

まとめ

Workspaceと外部サービスを連携する場合は、接続先ごとの契約・許可・参照権限を確認するとよいでしょう。情報を読めることと、外部アプリを変更できることは別です。必要な情報へアクセスできる範囲と、回答を確認する手間を併せて比較できます。

※本記事は2026年9月21日時点の情報です。対応サービスや設定画面は今後変更される可能性があるため、最新情報はGoogle Workspace Updatesの公式発表を確認するとよいでしょう。

企業向けGeminiの展開としては、Googleが企業向けGemini agentを発表、Claudeも組み合わせて業務を実行もあわせてどうぞ。

著者プロフィール

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馬渡 徹郎 / Tetsuro Mawatari ホームページ

AI新規サービス開発や大手企業のAIエージェント導入支援をしています。