この記事のポイント
- SlackやTeamsの同じ会話から、複数のコード保管場所をまたいだ課題作成・変更提案・調査を依頼できます。
- 呼び出し用の@GitHubは文中のどこでも認識され、会話を続けながら作業対象を切り替えられます。
- Slackでは共有メッセージやスレッドを依頼の背景情報に利用でき、議論の経緯を貼り直す手間を減らせます。
GitHubの2026年10月15日の公式告知をもとに、会話からコードの保管場所を横断する使い方を整理します。SlackとTeamsで共通する変更と、Slack固有の改善を区別して紹介します。
同じ会話から、複数のコード保管場所へ作業を依頼
プログラムをまとめて保管・管理する場所をリポジトリと呼びます。今回の更新では、たとえば次のような作業を同じ会話から依頼できます。会話の流れをそのまま文脈として使い、別のリポジトリにIssue(課題)を立てる。画面側のプログラムを管理するリポジトリでバグを修正してPR(コード変更の提案)を作成する。複数のリポジトリに散らばるまだ取り込まれていない自分の変更提案を一覧し、対応が必要なものを教えてもらう。画面側とサーバー側のコードを両方参照しながら、1つの不具合を調査する——といった使い方です。SlackやTeamsで@GitHubにメンションし、対象のリポジトリと依頼内容を自然な言葉で伝える使い方が示されています。チャットツールから複数のプロジェクトを横断管理している開発チームやIT部門の担当者にとって、Copilotとの会話をリポジトリ単位で分断しなくてよくなるのは今回の変更点です。
メンションの位置が自由になり、Slackのスレッドも文脈に使える
これまで@GitHubはメッセージの冒頭でメンションする必要がありましたが、今回から文中のどこでメンションしても認識されるようになりました。会話の途中でリポジトリを切り替えやすくなった点も変更点です。さらにSlackでは、共有されたメッセージやスレッドの内容をそのまま文脈として利用できるようになり、議論の経緯を手でコピーして貼り直す手間が減ります。信頼性の面でも、エラーの削減やタスク起動の改善、中断からの復旧のしやすさが挙げられています。利用を検討する際は、自社の契約と対象のコードへのアクセス権も確認する項目です。

まとめ:会話の文脈を複数のコード保管場所で利用
複数のリポジトリを扱う開発チームにとって、今回の更新は、課題の起票・変更提案・調査を同じ会話から依頼できる点が判断材料になります。Slackのスレッドを文脈に使う改善と、Teamsでも使える複数リポジトリ対応は、適用先を分けて捉えるとよいでしょう。自社での利用を考える場合には、作業を依頼する対象と、会話から引き継ぐ情報を整理すると、更新内容との関係を把握しやすくなるでしょう。