この記事の要点
- Replit CEOは提携終了に言及しましたが、継続との関係者証言もあり、双方の正式発表ではありません。
- CEOはコストと性能を理由に挙げたと報じられていますが、現在の契約や全モデルの停止は確定していません。
- 利用するモデルや自社環境への影響は、登壇発言と現在の提供条件を分けて確認する材料です。
TechCrunchの登壇取材記事をもとに、Replit CEOの発言と、それに反する情報を整理します。現時点のモデル提供条件や自社の契約への影響を確定する記事ではありません。
CEOが語った「コストと性能」という理由
TechCrunchの報道によると、Masad氏は提携終了の理由としてコストを挙げたほか、社内ベンチマークや公開ベンチマークで、ゼロからアプリを組み立てる「バイブコーディング」のような場面では別のモデル(記事では「Sol」「Astra」と呼ばれています)の方が性能が良いと評価したと説明したとされています。Masad氏は「今のところ」より良いパートナーだと判断したという趣旨の発言をしたと報じられており、断定的な決別というより現時点での比較評価という位置づけのようです。
「提携は続いている」という反論もある
一方でTechCrunchは、提携事情に詳しい匿名の関係者が提携は継続中だと述べていることも伝えています。報道では、Replitのドキュメントに掲載されたモデル選択の情報や、9月下旬のブログ記事でReplit Agentの本番環境にAnthropicの「Claude Fable 5」「Fable 5.1」が使われていたと記載されていたこと、同時期にReplitの社員がAnthropicの上位モデル「Opus 5.5」の活用をX上で紹介していたことなどを根拠として挙げています。Anthropic側のコメントは記事中になく、Replit公式からの回答も記事公開時点では得られていません。このため、CEOの発言だけで現在の提携や全モデルの利用停止が確定したとは捉えられません。

まとめ:登壇発言と現在の利用条件を切り分ける
Replitを業務で利用する方にとっては、CEOによるモデルの評価と、現在使えるモデルや契約上の扱いを分けて読む材料になります。この記事から、特定モデルの停止や、自社の開発環境への影響までは確定できません。利用継続や切り替えを考える場合も、今後の公式案内と自社の利用条件を照合してから判断する考え方があるでしょう。