献立表と予定表を見ている二人へアシスタントが冊子を手渡す場面
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パーソナルAIエージェント「Wabi」、評価額12.5億ドルに

この記事のポイント

  • Replika創業者Eugenia Kuyda氏の「Wabi」が5,500万ドルを調達し、評価額12.5億ドルになったとTechCrunchが報じています。
  • 当初は誰でもアプリを作れるサービスでしたが、献立計画やデートプランなど個人の用事に応じて「ミニアプリ」を作るパーソナルエージェントに方向転換しました。
  • IVPに加え、a16zやAmazon Alexa Fundなどの投資会社・個人投資家が参加しています。

個人向けAIエージェント「Wabi」が5,500万ドルを調達し、評価額12.5億ドルになったと、TechCrunchが2026年10月29日に報じています。同日付のWabiの公式発表でも調達額と評価額を確認でき、サービスの方向転換と合わせて調達の狙いを整理します。

「誰でもアプリ作成」から「個人の用事を代わりにこなすエージェント」へ

Wabiは、プロンプトでアプリを作れるサービスとして登場し、2025年11月には2,000万ドルのプレシード調達が報じられました。TechCrunchによると、2026年9月に方向転換し、現在は「パーソナルエージェント」を名乗っています。ひとことで言うと、ユーザーがやりたいこと(献立計画、近所のレストラン管理、デートプランの作成、フィットネス計画、トリビアゲーム作りなど)を伝えると、AIがその場でミニアプリを作って用事をこなしてくれる仕組みです。具体的にどのような技術でミニアプリを生成しているかは、今回の報道には記載がありません。

リード投資家はIVP、著名個人投資家も名を連ねる

今回のラウンドはIVPがリードし、Andreessen Horowitz(a16z)、Forerunner、Amazon Alexa Fundに加え、ShopifyのTobi Lütke氏、SalesforceのMarc Benioff氏、元Yahoo!のMarissa Mayer氏、元Twitter CEOのDick Costolo氏ら著名な個人投資家も参加しました。TechCrunchの報道は、ユーザー数や利用状況を示す数字には触れていません。企業のAI活用を見ている立場からは、個人の用事を丸ごと任せるタイプのAIエージェントに大手VCと著名投資家の資金が集まっている点が、今後のエージェント型サービスの投資トレンドを読む材料になります。

まとめ

Wabiの事例は、特定の業務ではなく個人の細かな用事を広く引き受けるAIエージェントに、投資家が高い評価額をつけ始めていることを示しています。具体的な技術仕様や利用実態はまだ公開情報が少ないため、継続的な成長を判断するにはユーザー数などの続報を待つ必要があるでしょう。他社の個人向けAIエージェントとの比較には、Meta「Muse」の日本展開も参考になります。(※2026年10月時点の情報です)

著者プロフィール

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馬渡 徹郎 / Tetsuro Mawatari ホームページ

AI新規サービス開発や大手企業のAIエージェント導入支援をしています。