この記事のポイント
- 議事録の要約では決定・担当・期限など残す項目を先に示すと、形式をそろえやすくなります。
- 過去の議事録と要約を例として見せる方法も、必要な粒度や並びを伝える助けになります。
- 詳しい指示でも誤記・抜けは残ります。決定事項と担当者は原文で照合します。
Anthropicの要約ガイドをもとに、議事録の依頼文を具体化する方法を紹介します。残す情報と原文に照合する点を整理します。
コツ①「ガイド付き要約」で項目を先に指定する
Anthropic公式の要約ガイドによると、指示なしの基本的な要約は「構造化されておらず、実行するたびに出力の形式が変わりやすい」という弱点があるとされています。議事録要約で言えば、ある回は「決定事項」がまとまっているのに、別の回では箇条書きの粒度がバラバラ、といった状態です。これを解決する1つ目の方法が、要約してほしい項目をあらかじめ指定する「ガイド付き要約」です。議事録なら、次のような指示が近いかたちになります。
「次の議事録を、①出席者、②決定事項、③アクション項目(担当者・期限つき)、④懸念点・保留事項、の4項目に分けて箇条書きで要約してください」
項目を指定すると、担当や期限を探しやすい形で整理できます。ただし、原文にない情報を補わせず、不明な点は不明と記載させることが大切です。

コツ②「複数例提示」で良い要約サンプルを見せる
過去の議事録と要約を例として2件ほど示し、同じ形式・粒度でまとめるよう依頼する方法です。Anthropicのガイドでは、具体的な形式を伝える手段として例示を紹介しています。議事録の表記を統一したい場合に使えますが、別の会議にそのまま当てはまるとは限らないため、出席者や決定事項などを原文と照合してください。
まとめ:要約の目的と照合する情報をそろえる
要約を仕事に使う方には、読む目的と残したい情報を指示で明確にする方法が参考になります。指示を詳しくしても、抜けや誤りがなくなるとは限りません。原文の数値や結論と照合し、手直しも含めて使いやすい形かを確かめるとよいでしょう。
※ 2026年8月時点の情報です。紹介したテクニックはAnthropicの開発者向けクックブックで示されている考え方を、日常のチャット利用向けに言い換えたものです。