生成AI活用

入力がAIの学習に使われる条件、ChatGPT・Claude・Gemini早見表

この記事の要点

  • 各社の入力利用は個人・法人の契約と設定で異なり、法人向けやAPIは原則として許可なしに学習しない条件を案内しています。
  • 個人向けではモデル改善や活動保存の設定が関係し、シークレット会話など学習対象外となる条件も異なります。
  • 学習に使わないことと保存しないことは別で、アカウントの契約・設定・保持条件をそれぞれ確認する記事です。

ChatGPT・Claude・Geminiの公式案内をもとに、データ利用を比較します。学習への利用と保存期間を分けて整理します。

Claude(Anthropic)の場合

入力データの学習利用について、個人向け・法人向けのプランと設定を確認する考え方

個人向け(Free・Pro・Max)は、公式プライバシーセンターの解説によると、ユーザーが「モデル改善」の設定で許可している場合、不正利用検出などの安全性レビュー対象になった場合、フィードバック機能やテスタープログラムに明示的に参加した場合に限って学習に使われます。Incognito(シークレット)チャットは、モデル改善の設定が有効でも学習には使われません。法人向け(Claude for Work・API)は公式の解説記事で「既定では商用製品への入出力をモデルの学習には使用しない」と明記されており、フィードバックボタンの使用や明示的な許可がない限り学習対象になりません。

ChatGPT・Geminiの場合

OpenAIの公式ヘルプセンターによると、ChatGPTの個人向け(Free・Plus・Pro)は既定で会話が学習に使われる設定になっており、設定画面の「データコントロール」から「Improve the model for everyone」をオフにすれば以降の新しい会話は学習対象外になります。3社の中では「オンからのオプトアウト」という点が特徴的です。一方、ChatGPT Business・Enterprise・Edu、およびAPI経由の利用はEnterprise Privacyページで既定で学習に使われないことが明記されています。GoogleのGemini Apps プライバシーハブによれば、個人向けGemini Appsは「Keep Activity」設定が既定でオンで、オンの間はチャットの一部が人間のレビュアーに確認されサービス改善(学習を含む)に使われる可能性があります。オフにすると新しい会話は72時間で削除され学習にも使われません。会社のGoogleアカウントで使うGoogle Workspace版Geminiは、Workspaceのプライバシーハブで「許可なく学習に使われることはない」と明記されており、Googleとの契約(Cloud Data Processing Addendum)の対象になります。

まとめ:契約・学習利用・保存を分けて確認する

社内利用を管理する方には、サービス名だけでなく、契約プランと実際の設定を確認することが重要です。学習への利用と保存期間は別の条件です。許可するアカウントと入力情報を対応づけると、設定変更時にも判断を見直しやすくなります。

※ 2026年9月時点の情報をもとに、各社の公式ドキュメントを確認して整理しています。

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馬渡 徹郎 / Tetsuro Mawatari ホームページ

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