この記事のポイント
- 米ZestのAIコンシェルジュは、テキストで条件を伝えると店探しから予約完了まで進める
- カード連携は任意で、連携した利用者の外食履歴を好みの把握に使うと公式サイトが説明
- グループチャットで参加者の希望を集め、投票で店を決めて予約する機能も備える
レストラン発見アプリを手がける米Zestが、SMSなどのテキストでやり取りするだけで店を探し、予約まで完了させるAIエージェント機能を、2026年10月30日付のTechCrunchが報じました(TechCrunch)。予約や申請などの会話型サービスを設計する方にとっては、「会話の中で用件を完結させる」エージェント型UIの実例として参考になる事例です。
専用の番号にテキストを送るだけで予約まで進む
使い方はシンプルで、専用の電話番号にテキストを送るだけです。料理の種類やその時の気分、利用目的、食事制限、エリアなどの条件を伝えると候補を提案してくれます。店の混雑具合やWi-Fiの有無を質問したり、メニューを送ってもらうことも可能です。候補が決まれば、OpenTable・Resy・SevenRoomsといった既存の予約プラットフォームと連携して空席を確認し、そのまま予約を完了します。アプリのインストールは不要で、公式サイトによれば利用自体は無料です。
外食履歴から好みを学習し、グループの合意形成もこなす
他のテキストAIエージェントとの違いとして創業者が強調するのが、質問を重ねて好みを聞き出すのではなく、カードを連携した利用者の外食履歴からあらかじめ好みを把握しておく設計です。公式サイトは、カード連携は任意で、連携しなくてもエージェントを利用できると説明しています。これにより、初回のやり取りから的を絞った提案ができるとしています。さらにコンシェルジュをグループチャットに追加すれば、参加者それぞれの希望を集約し、チャット内の投票機能で店を決めてそのまま予約まで進められます。利用者が条件を伝え、候補を選び、予約するまでを同じ会話にまとめる点が特徴です。
まとめ
Zestは、提案にとどまらず予約手続きまで会話に組み込んだ事例です。企業の業務でも、申請や問い合わせのように「条件を伝えると完了する」タスクは少なくなく、条件を聞く工程と実際の手続きをどうつなぐかが、設計上の比較点になります。個人向けAIエージェントの別の方向性としては、献立や予定に応じたミニアプリを作るパーソナルAIエージェント「Wabi」も参考になります。
※ 2026年10月時点の情報です。
