この記事のポイント
- Claude Codeは別マシンのセッション同士でメッセージを送受信できます。
- 送信・一覧取得・メンションで連携できますが、相手に操作権限を渡す機能とは別です。
- 制限モードは実行ツールやWebFetchを抑えます。共有先と作業範囲を確認して使う記事です。
Claude CodeとMCPの公式変更履歴から、接続の更新を紹介します。メッセージ連携と操作制限を分けて整理します。
別マシンのセッション同士がメッセージで会話できる
Claude Code公式チェンジログによると、バージョン2.1.224で「Claude Codeのセッションは、どのマシン上にあっても互いにメッセージを送り合える」機能が追加されました。続く2.1.232では、プロンプト内で@を入力して名前で別セッションをメンションできるようにもなっています。
具体的には、SendMessageで他のセッションにメッセージを送り、ListAgentsで連携可能なセッションの一覧を確認する、という形で使います。「手元のPCで下調べをしているセッション」から「クラウド上でコードを書いているセッション」へ指示を送る、といった複数エージェントの分業がしやすくなりました。以降のバージョンでは、ヘッドレスセッション間でメッセージが宙ぶらりんになる不具合の修正なども入っており、安定性の改善が続いています。

制限モードとMCP新仕様で安全性も強化
複数のエージェントが連携できるようになると気になるのが安全面です。バージョン2.1.248で、--restrictedフラグ(環境変数ではCLAUDE_CODE_RESTRICTED=1)による「制限モード」が追加されました。コマンドやコードを実行する組み込みツールとWebFetchを取り除く機能で、ファイル操作も作業ディレクトリ内に限定され、権限確認を丸ごとスキップするbypassPermissions設定も拒否します。連携先のエージェントに渡す権限を必要最小限に絞りたい場面で使える設定です。
あわせて、Claude Codeが対応するMCP(AIとツール・データ源をつなぐ共通規格)自体も2026年7月28日付で仕様が改定されています。MCP公式の変更履歴によると、接続開始時の「initialize」ハンドシェイクを廃止しリクエストごとに情報を添えるだけで通信できる「ステートレス化」と、OAuth/OIDC認証で発行者を示すissパラメータの検証を必須化する強化が主な変更点です。複数エージェント・複数MCPサーバーを組み合わせる運用が増えることを見越した地固めといえそうです。
まとめ:複数エージェントの分業を検討する際に
複数のClaude Codeセッションを使う開発チームには、連絡できる相手と操作権限の範囲が判断点になります。会話がつながることだけで、分業の成果が整うわけではありません。タスクの受け渡しと変更確認を含め、既存の開発手順に合うかを確かめるとよいでしょう。
※本記事はClaude Code公式チェンジログおよびMCP公式仕様の変更履歴に基づく、2026年8月30日時点の情報です。Claude Codeは更新頻度が高いため、最新のバージョン・変更点は公式チェンジログで確認するとよいでしょう。