この記事のポイント
- JetBrains版Copilotは新しい会話で最初に使うモデルを管理者が指定できるようになりました。
- 利用者が別のモデルを選ぶとその選択が優先。初期値をそろえる機能で、使えるモデルを制限する設定とは別です。
- 対象はJetBrains IDE 2025.2以降。診断からの修正依頼と、外部ツールの接続機能の自動起動設定も追加されました。
GitHubの公式の更新案内から、JetBrains版Copilotの管理設定を紹介します。モデルの既定値と利用制限の違いを整理します。
会話を始めるモデルは管理者が指定、利用者の選択も残る
今回の更新で、企業の管理者は管理設定(managed settings)を使い、利用可能なCopilotエージェントモデルの中から最初に使うモデル(デフォルトモデル)を選べるようになりました。新しい会話を始めたとき、ユーザーが特にモデルを選ばなければ、このデフォルトモデルが使われます。
ただし、ユーザーがモデル選択画面で別のモデルを選んだ場合は、その選択が優先されます。「何も指定しない人には統一したモデルを、選びたい人には選ぶ自由を」という設計です。あわせて、診断結果から編集画面内のチャットを開いてCopilotに修正を依頼できる「Fix」アクションや、CopilotとClaude用のMCPサーバーの自動起動を無効化できる設定も追加されました。対象はJetBrains IDE 2025.2以降で、2025.1のサポートは終了しています。

既定値の指定と、利用モデルの制限は別
この設定は、新しい会話の出発点をそろえる機能です。ユーザーによる明示的な選択は残るため、選べるモデルそのものを制限する場合は、別の利用管理が必要です。
MCPは、外部のツールやデータとつなぐための仕組みです。サーバーの自動起動を無効にする設定と、利用可能なツールや権限を制限する設定も、分けて捉える必要があります。
まとめ:初期値をそろえる目的と、利用制限を切り分ける
JetBrains版Copilotの更新では、会話開始時のモデル指定、診断からの修正依頼、MCPサーバーの自動起動設定が加わりました。利用にはJetBrains IDE 2025.2以降が必要です。
JetBrainsでCopilotを運用する方は、開始時のモデルをそろえたいのか、選べるモデル自体を制限したいのかを分けて整理するとよいでしょう。今回の既定値設定で対応できる範囲が明確になります。
Copilotのデスクトップアプリ操作など、管理者が把握しておきたい機能追加は他にもあり、GitHub Copilotによるデスクトップアプリ操作も紹介しています。機能の初期設定と利用できる操作の範囲を分けて確認すると、チームで統一したいルールを整理しやすくなるでしょう。