生成AI活用

GitHub Copilotのモデル管理を社内で一括設定、新機能が公開

この記事のポイント

  • Global model policyは、CopilotBusiness・EnterpriseのGAモデルの既定状態を決めます。
  • 個別に有効・無効を指定したモデルはその設定が維持され、未設定モデルが既定に従います。
  • オープンウェイトやデータ保持契約の対象外モデルは既定有効の対象外です。

GitHubの発表と公式資料をもとに、モデル管理の仕組みを紹介します。全体の既定値と個別設定、対象外の扱いを整理します。

グローバルモデルポリシーとは:1回の設定で新モデルにも自動適用

これまでCopilotのモデル管理は、新しいモデルが追加されるたびに管理者が個別に有効・無効を判断する運用が基本でした。今回のアップデートでは、「Default availability for released models(既定利用可能設定)」というポリシーを1つ設定しておくだけで、未設定のモデルはそのポリシーに従って自動的に有効・無効が決まるようになりました。モデルは実装後、管理者が明示的にオン/オフにした「有効」「無効」、組織など上位設定に従う「委譲」、個別設定がなく今回のポリシーに従う「デフォルトポリシーに委譲」の4状態のいずれかで管理されます。ポイントは「モデルを増やす仕組み」ではなく「管理ルールを1か所にまとめる仕組み」だという点。会社のAI活用スタンス(積極的に新モデルを試すか、慎重に絞るか)を一度決めておけば運用がぐっと楽になります。すでに個別設定済みのモデルはそのまま維持され上書きされません。影響を受けるのは「未設定」のモデルだけで、以後は管理者が決めたルールに動的に従います。

「モデル管理の既定値と例外を分ける」を表したイラスト

対象外のモデルと設定の仕方

ポリシーの対象外となるモデルもあります。公式ドキュメント「About default availability of Copilot models」によれば、オープンウェイトモデルや、GitHubとのデータ保持契約の対象外となっているモデルはポリシー設定に関わらず既定で無効のまま。プレGA(一般提供前)段階のモデルやFedRAMPなど厳格な準拠要件があるモデルも同様に対象外です。対象モデルの利用可否を会社の方針に沿って管理する機能です。設定は組織またはEnterpriseの管理画面(Settings→Copilot→Models)から行い、「Default availability for released models」で既定を選び、個別にルールを変えたいモデルはドロップダウンでポリシーより優先させられます。Enterprise管理者が組織側の変更可能範囲を制御しているケースもあるため、まずは管理者とルールを揃えておくとスムーズです。

GitHubは2026年8月26日から9月1日まで段階的に適用すると発表しました。現在の設定状態と、組織に適用されたポリシーは管理画面で確認するとよいでしょう。

出典・詳細: GitHub Changelog「Global model policy is now generally available」(2026年8月26日)、GitHub公式ドキュメント「About default availability of Copilot models」、GitHub公式ドキュメント「Managing the availability of models in an organization」。

まとめ:既定値と例外の扱いを明確にする

Copilotを組織管理する方には、全体の既定値と個別モデルの設定の関係が確認点になります。モデル追加時の扱いを明確にすると、許可判断をそろえやすくなります。自動適用の範囲と例外を確かめ、社内の利用方針に合う設定かを判断するとよいでしょう。

※本記事は2026年8月28日時点の情報です。詳細な設定項目は今後のアップデートで変わる可能性があるため、実際の設定前に公式ドキュメントの最新版を確認するとよいでしょう。

モデルの選択だけでなく、エージェントが実行できる操作の範囲まで管理したい場合は社内AIの危険操作を管理者が止められる、GitHub Copilotに新機能が参考になります。既定モデルの選び方をさらに自動化したい場合はGitHub Copilotの自動モデル選択に3段階のティアが登場もあわせて確認するとよいでしょう。

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馬渡 徹郎 / Tetsuro Mawatari ホームページ

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