この記事のポイント
- Museは予約や買い物を代行する個人向けAIエージェントとしてMetaが発表しました。
- 専用の仮想マシンで操作し、連携サービスごとにアクセス範囲を設定できます。
- 9月30日時点で米国・カナダ向け。会社の購買権限や日本での提供とは別に確認します。
Metaの発表をもとに、個人向けAIエージェントMuseの操作方法と権限管理を整理します。提供地域と、業務利用を考える際の違いも説明します。
Museにお願いできること、動く仕組み
公式発表によると、Museは目標を伝えるだけで、計画づくりから実行までを引き受けてくれる個人向けエージェントです。例として挙げられているのは、メール送信、旅行の予約、買い物、支払いの処理などです。使い方はチャット形式で、テキストのやり取りをするうちにMuseが計画を立て、時間や手配を調整しながら作業を進めます。エージェントに名前を付けたりアバターを作ったりして、コミュニケーションの取り方をカスタマイズすることもできます。動作の仕組みとしては「Muse Secure VM」と呼ばれる専用の仮想マシン上で処理が行われ、ブラウザを開いてフォームに入力したり条件交渉のようなやり取りをしたりする様子は、ユーザーから見えるかたちで可視化されます。裏で何をしているか分からないブラックボックス感を減らす設計です。

利用範囲とプライバシーの作り込み
9月8日に米国で提供が始まり、Metaは9月30日にカナダも提供地域へ加えました。iOS・Android・muse.aiから利用できます。料金は「多くの人が必要とする範囲は無料で使え、もっと活用したい人向けに有料のサブスクリプションプランを用意する」とだけ説明されており、具体的な金額は明記されていません。今後、AIグラスなど他のデバイスへの対応も予定されています。安全面では、Museはユーザーのパスワードや支払い方法そのものにはアクセスできない設計になっており、必要な場面では都度ユーザーに許可を求めます。連携するサービスごとに読み取りだけか送信まで許可するかを選べ、いつでもアクセスを変更・解除できるほか、自分とのやり取りをMetaのAIモデル学習に使わせないよう選択することも可能です。今後は、ユーザー本人だけが持つ鍵でVM全体を暗号化し、Meta自身もアクセスできなくなる「Muse Confidential VM」も導入予定とされています。
| 製品名 | 役割 | 対象 |
|---|---|---|
| Muse | 買い物・予約・メールなど日常の用事を代行 | 個人ユーザー |
| Muse Code | ターミナル上でコーディングを支援するエージェント | 開発者 |
個人向けのMuseと、開発者向けのMuse Codeは別の製品です。
出典・詳細: Meta公式ニュースルーム。
まとめ:「Muse Code」との違いと意味
個人向けエージェントを調べる方は、連携先ごとの権限と、購入・予約を実行する前の確認方法に注目するとよいでしょう。提供地域や個人アカウントでの利用条件は、会社の購買権限や承認手順とは別に確認できます。
※ 2026年9月時点の情報です。
大手企業の発言からAI業界の方向性を探る動きとしては、ザッカーバーグ氏のAI開発減速への反対発言を紹介した記事も参考になります。
買い物を代行するAIエージェントとしては、GoogleのUniversal Cartを解説した記事も参考になります。