病院の担当者と導入支援の担当者が連携体制の用紙を一緒に確認する場面
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ViewSend ICTとムトウが提携、遠隔画像診断支援を全国普及へ

この記事のポイント

  • 医療機関には、導入相談の機会が広がる提携です。ムトウの営業網で遠隔画像診断支援の普及を目指します。
  • 病院で撮った画像を、別の病院の専門医が読む仕組みを支援します。AIは医師の判断を補助する位置づけです。
  • 300施設超・70万件強は従来の事業実績です。所見作成や請求のAI化・自動化は今後進める方針です。

ViewSend ICTは2026年11月3日、医療機器商社ムトウとの業務提携を発表しました。遠隔画像診断支援の全国普及に向けた役割分担と、AI化を進める方針を整理します。

2社の提携で、何が変わるか

ViewSend ICTは、保険医療機関同士をつなぐ遠隔画像診断支援を手がけています。病院で撮影したCT・MRIなどの画像を、別の拠点病院の専門医が読影する仕組みです。同社発表では事業継続は14年です。医療画像を保存・管理するPACSの導入は300施設超、症例実績は70万件強です。これらは従来の事業実績として示されています。ムトウは、全国の医療機関との取引基盤や、医療機器の導入支援を担う商社です。

今回の提携では、ムトウが全国の医療機関への情報提供と導入支援を担い、ViewSend ICTがシステムと運用体制を提供します。地域によって画像診断の専門医を確保しにくい病院でも、導入を検討する機会が広がる形です。

全国普及と業務支援の3つの取り組み

全国普及に向けて、3つの取り組みを進めます。1つ目は、ムトウの営業網を使った導入機会の拡大です。2つ目は、病院経営の改善支援です。診療報酬で評価される画像診断管理加算の施設基準等を踏まえ、医療機関ごとに収益改善の可能性を試算・提案するとしています。

3つ目は、AI・自動化の社会実装です。読影所見の作成支援、集計・請求、保守サポートなどへの適用を進め、運用負担の軽減を目指します。同社はAIを医師の判断を助ける技術として位置づけています。

提携の背景にある病院経営の課題

発表では、地域による画像診断専門医の不足と、物価・人件費の上昇を背景に挙げています。ムトウ営業企画統括部の手塚健太郎氏は、両社の強みを生かして全国普及を進めたいとコメントしています。

ViewSend ICT代表取締役の嗣江建栄氏も、14年間の実績をムトウの営業基盤で広げたいとしています。医療の質と業務効率の両立は、今回の提携で目指す方向として説明されています。

まとめ

遠隔画像診断支援を検討する医療機関には、システムだけでなく導入・運用を相談する体制が判断材料になります。自院の画像管理の仕組みや連携先を整理すると、今回の支援で相談したい範囲を考えやすくなります。AI化の方針と、導入時に提供される機能を確認し、必要な支援を検討するとよいでしょう。

※2026年11月3日時点のViewSend ICTの発表情報に基づきます。

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馬渡 徹郎 / Tetsuro Mawatari ホームページ

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