この記事のポイント
- VS Codeの実験機能では、ClaudeのAPI認証などを設定するとGitHubサインインなしでAgents画面を開けます。
- 対象はAgents画面の認証です。GitHubアカウントやリポジトリ権限が不要になる機能ではありません。
- AnthropicのAPIキーを使うモデル呼び出しはAnthropic側の課金となり、Copilot枠とは別です。
GitHubとVS Codeの公式資料から、エージェント画面の認証条件を紹介します。画面へのサインインとモデル契約を分けて整理します。
ClaudeのAPIキーがあればGitHubサインイン不要に(実験的機能)
GitHubは2026年8月31日の更新で、VS CodeのAgentsウィンドウをGitHubサインインなしで開く実験的設定を紹介しました。具体的な条件を整理します。
On desktop, you can open the Agents window without signing in to GitHub if Claude is configured with Anthropic credentials or Codex is signed in to ChatGPT.
(デスクトップ版では、ClaudeがAnthropicの認証情報で構成されているか、CodexがChatGPTにサインインしていれば、GitHubにサインインしなくてもAgentsウィンドウを開けます)※2
つまり「GitHubアカウントが一切不要」というわけではなく、ClaudeをAnthropicのAPIキーで使える状態にしておくことが条件です。Microsoft 365 CopilotでもAnthropicモデルが選べるようになるなど、Copilot系ツール全体でAnthropicモデルとの接続が広がる流れの一部と見てよさそうです。有効化の手順は、VS Codeの設定でchat.agentHost.allowSignedOutWhenUsableを有効(true、既定はオフ)にし、Claude用にAnthropicのAPIキーを設定したうえでAgentsウィンドウを開く、という流れです。
使う前の確認点: 公式チェンジログに明記された実験的機能のため挙動が変わる・削除される可能性があること、記載はデスクトップ版についてであること、既定値はオフであること、Anthropicの従量課金APIキーを使うためCopilotのリクエスト消費ではなくAnthropic側の課金になること(既存のBYOK機能と同様)、の4点です。

同じアップデートで来た、地味に効く周辺機能
Agentsウィンドウのサインイン周りだけでなく、日常的に使っている人ほどありがたい改善も同時に入っています。複数のチャットを横並び・縦並びのグループとして同時表示でき、結果の比較や作業の追跡がしやすくなりました(レイアウトはセッションに戻ると復元)。チャット欄で/btwと入力すると、メインの会話を止めずに横道のサブチャットを開けます。サブ会話はメインチャットのプロンプトキャッシュを共有するため、長い作業中に別件を聞きたいとき文脈の再構築コストが小さく済みます。また「Agent Host」を使って、複数のVS Codeウィンドウから同じエージェントセッションに接続できるようにもなりました。
まとめ:自分の環境に合わせてエージェントを使えるように
Copilotのモデル接続を管理する方には、認証方法・契約・利用経路の違いが判断材料になります。持ち込むキーの料金とCopilot側の条件は分けて確認するとよいでしょう。一つの接続例を、すべてのモデルや組織で使える条件とはみなせません。
※本記事は2026年9月3日時点の情報です。VS Code v1.132〜v1.135(2026年8月リリース分)の内容に基づいています。実験的機能のため、今後の更新で仕様が変わる可能性があります。
※1 GitHub Changelog「GitHub Copilot in VS Code, August 2026 releases」
※2 VS Code公式ドキュメント「Agents window」
利用できるモデルの選択肢をさらに広げたい場合はGitHub CopilotでClaude Fable 5.1が使える、注意点はデータ保持やGitHub CopilotでGemini 3.8 Flashが選択可能にも、モデルごとの違いを把握するうえで参考になります。