この記事のポイント
- マスク氏はColossus 2で9月25日時点にGPU55万基が稼働と説明。GB200が11万基、GB300が44万基です。
- GB300を22万基ずつ3回追加し、年末に約121万基を目指す計画。最後の増設は「運が良ければ」という条件付きです。
- Anthropicへの提供が公式確認できるのは別設備のColossus 1。今回のColossus 2増設とは区別されます。
マスク氏の公表内容から、xAIの計算基盤拡張を紹介します。稼働済みの設備と、今後の増設予定を分けて整理します。
2026年9月25日時点の55万基から、年末に120万基超を計画
イーロン・マスク氏は2026年9月25日、Xへの投稿で、xAIのスーパーコンピューター「Colossus 2」の増強スケジュールを示しました。公表された基数と予定を、稼働済みの設備と今後の増設に分けて見ていきます。
ひとことで言うと、GB200・GB300はNVIDIAが手がけるAI向け半導体(GPU)のことです。マスク氏によると、2026年9月25日時点でColossus 2にはGB200が11万基、GB300が44万基、合わせて55万基が稼働しています。ここに9月25日の翌週・11月・12月と、GB300を22万基ずつ積み増していく計画です。
増強スケジュール
| 時期 | 内容 | 累計基数(概算) |
|---|---|---|
| 9月25日時点 | GB200:11万基+GB300:44万基 | 55万基 |
| 9月25日の翌週 | GB300+22万基が稼働予定 | 77万基 |
| 11月 | GB300+22万基が稼働予定 | 99万基 |
| 12月下旬(マスク氏いわく「運が良ければ」) | GB300+22万基が稼働予定 | 約121万基 |

増設計画とサービスへの効果は分けて見る
GPUは、大量の計算を並行して処理する半導体です。モデルにデータを学ばせる「学習」や、質問に対する回答を計算する「推論」を支えます。今回の計画では、22万基ずつ3回追加できれば、55万基から121万基へと増える計算です。ただし、最後の12月下旬の増設には「運が良ければ」という条件が付いています。
外部企業への計算資源の提供については、公式発表でAnthropicへの提供が確認できるのはColossus 1です。今回のColossus 2の増設計画とは区別する必要があります。利用料金や供給量への影響を調べるには、使っているサービス側の案内を確認することになります。
まとめ: 2026年末に121万基の計画、最後の増設は条件付き
AIインフラの動向を調べる方には、稼働済みと条件付きの増設計画を分けて読む材料になります。GPUの基数だけで自社の費用や応答速度の見込みは変えられません。利用中のサービスに提供条件の変更が出た時点で、影響を検討するとよいでしょう。
※本記事は2026年9月時点の公表情報に基づきます。
GPU調達をめぐる動きとしては、GMI CloudがNVIDIAの出資を受けて6.68億ドルを調達した例もあります。設備の増強と実際の利用条件を分けて追うと、調達・運用計画に関係する変化を整理しやすくなるでしょう。