この記事のポイント
- VS CodeのAutomationsはエージェント作業を時間指定で繰り返すプレビュー機能です。
- ローカル実行はPCとVS CodeまたはAgent Hostが必要で、クラウド実行はGitHub上で続きます。
- クラウド版は実験機能で対象リポジトリに条件があります。権限・利用量・結果を確認しましょう。
GitHubとVS Codeの公式資料から、繰り返す開発作業を定期実行する機能を紹介します。設定方法と、動作を維持する条件を整理します。
Automationsでローカルまたはクラウド実行を予約
GitHubは2026年9月10日公開の週次リリースノートで、VS Code 1.137にCopilotエージェントの「スケジュール機能」を追加したと発表しました。毎時・毎日・毎週といった間隔での自動実行に加え、必要なタイミングでのオンデマンド実行にも対応します(現在はパブリックプレビューで段階展開中)。VS Code公式リリースノートでは、設定chat.automations.enabledを有効にし、AgentsウィンドウのサイドバーからAutomationsを開く手順が案内されています。

あわせて追加された機能:音声対話とIssue/PR確認
今回の週次リリースでは、スケジュール機能のほかにも実験段階の新機能が公開されています。
- 音声モード:Copilotと音声で対話し、作業の途中で割り込んだり指示を変更したりできる機能(実験段階)。対象は個人プラン向けで、Business・Enterpriseでは利用できません
- Issue/PR確認機能:Agentsウィンドウ内でリポジトリを開かずに、Issueやプルリクエストの詳細を確認できる機能(実験段階)
このほか、Copilot AppとJiraの連携、モデルを自動でルーティングする「Project HydraFusion」、JetBrains向けのエンタープライズ管理機能の拡張も同じリリースに含まれています。Copilotが「都度お願いする道具」から「決めた条件で自律的に動く相棒」へ近づこうとする方向性がうかがえます。
実行場所ごとの条件を確認
パブリックプレビュー・実験段階の機能である以上、対象プランや利用可能な範囲は今後変わる可能性があります。使う際はVS Codeを1.137以降に更新し、組織のプレビューポリシーを確認するとよいでしょう。公式の実行条件によると、ローカル実行ではPCとAgent HostまたはVS Codeを起動したままにする必要があります。クラウド実行ならPCを閉じても続きますが、対象はGitHub上の条件を満たすリポジトリです。毎回モデルを使うため利用量が増え、権限の承認待ちになる場合もあります。定期実行するタスク次第では意図しないタイミングでリポジトリに変更が加わる可能性もあるため、検証する場合は、影響の小さいタスクで変更内容を確かめる方法が考えられます。
出典・参考資料:GitHub公式Changelog(週次リリースノート)。
まとめ:実行場所と権限を選んで予約する
定型作業を予約する方は、ローカルとクラウドのどちらで動かすかを選び、必要最小限の権限を設定するとよいでしょう。初回実行の結果や承認待ちを確認してから定期化できます。