この記事のポイント
- GitHub Copilotで使えるモデルの設定を、他のソフトから取得・変更するAPIが一般提供されました。
- 企業全体・チーム・エージェントアプリ・組織の4つの対象で、設定の読み取りと更新に対応します。
- 複数組織への設定反映を自動化でき、チーム単位で権限を委ねるモードは別途プレビューとして扱います。
GitHubは2026年10月19日、Copilotで使えるAIモデルの設定を、外部のソフトから取得・更新する窓口(REST API)を一般提供したとChangelogで発表しました。管理画面に加わる操作経路と、委任先の違いを整理します。
利用できるモデルの設定をAPIで取得・更新
モデルポリシーは、CopilotでどのAIモデルを使えるようにするかを決める設定です。これまでは、管理画面から手作業で設定する運用が基本でした。今回のアップデートでは、企業全体(エンタープライズ)・企業内のチーム・作業を任せるエージェントアプリ・組織という4つの対象それぞれに、設定を読み取るGETと更新するPATCHの操作が用意されました。いずれのAPIも一般提供されています。

全社の方針と、組織・チームに任せる範囲を分ける
エンタープライズのポリシーは、組織ごとに運用を任せる「組織モード」と、チームやアプリ単位に任せる「エンタープライズチームモード」の2つから選べます。API化によって、複数の組織やチームを抱える企業では、モデルの許可・禁止設定を短いプログラムで一括反映したり、社内の他システムと連携して自動的に更新したりする運用が選択肢に入ります。今年8月に一般提供されたモデルの既定利用設定(Global model policy)の記事で紹介した仕組みも、今回のAPIを使えばより大きな規模で一括管理しやすくなるとみられます。
公式の管理ガイドではCopilot BusinessまたはEnterpriseが対象です。組織モードが標準で、チームモードは参加型プレビューのため、APIの一般提供と区別する必要があります。API仕様では、変更できないモデル設定や管理権限も定められています。
まとめ:設定の自動化は、適用範囲の整理から
GitHubのエンタープライズ管理を担当する方にとっては、モデルポリシーをAPIで扱えるようになったことで、設定変更の自動化や、複数組織への一括適用がしやすくなります。実際にどこまで自動化するかは、社内の承認フローやセキュリティ方針と合わせて検討するとよいでしょう。まず現在の設定を読み取り、全社で統一するものと各組織に任せるものを分けると、自動化する対象を絞りやすくなります。変更を実行するアカウントの管理権限も、適用範囲に合わせて確認するとよいでしょう。